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「カゲ路」の情報まとめブログ

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C89

お久しぶりです。
すっかりイカをするだけの機械になっていましたが本が出来たのでギリギリですが告知します。

2日目A-01b「カゲ路」にて


新刊「わたしのかわいいヒーロー」
24p/400円


委託
メロンブックス
とらのあな

新刊には会場限定のおまけ本でこちらのおまけ折本が付きます。

「夜が怖い子供のために」8pの野分ポエム本。
新刊と同数用意してあるわけではないので欲しい方はお早めに。

当日置いてある、お品書きです。

既刊は総集編のgiftのみですね。
よろしくお願いします。


次に寄稿したものを紹介します。

『艦娘水族館』
全78p/1000円
12月30日 K15a「clocknote.」

こちらの合同で8pほど秋雲のお話を描きました。
艦娘×水族館というキーワードで大体暗い感じのテーマしか思い浮かばない人たちに向けたような合同です。
主催がいつも私の本のデザインをしているcarmineさんがやっているので装丁とか雰囲気もばっちりのものになってると思います!よろしくお願いします!


以上が冬に描いたものになりますが、ものの見事に陽炎型ばかりになりましたね。
秋イベでまさかあらはぎが来てしまって予想以上にこのコンビ結構かわいいぞ…?という事で勢い良く描いてしまいましたが、短いし最初のお話なのですごい王道的なものになったと思います。
逆におまけの野分本は、総集編の方の描き下ろしで少し舞風のお話を描いてたのですが、いまいち野分の考えを出してなかったので描いてみた結果あらはぎ本とは雰囲気がかなり違うものになってしまったのですが、ある意味いつもの感じですかね…。
とりあえずうちの四駆はこういう感じです。
お楽しみいただければ幸いです!

明日は随分寒いみたいなので風邪などをひかれませんように。
では年末最後あと少しだけ頑張りましょう。
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C88

お久しぶりです。
透明な嵐にまみれたり檻の中でさまよってたりしてたらいつのまにかコミケ前ですね。

C88のカゲ路は、艦これ総集編出します!

1日目A37ab「カゲ路」「カゲ道」
総集編「gift」
B6/354p 会場価格2500円



仕様は外箱付きカラー口絵有といった感じです。
外箱イメージ


カラー口絵でこれまでの表紙デザインとデザイナーさんのコメント等を掲載。


本文は既刊やゲスト投稿した
24クルーザーズ
カギロヒノ
アイアンメイデンマインド
花と光のアルペジオ
強情っぱりへの勝ち方
君の眼窩に祝福あれと。
煌き燃ゆる最果ての
少女の匣は夢を建つ
無限の航路
さあ故郷よ、何処へ行こうか。

以上10作品を収録しています(上記は掲載順ではなく発行順です。)
描き下ろしも50pほどありますが、今回の収録作品に関連した内容のものの短編を収録しています。



今回は人比良(四面楚歌)さんから6pほど書評を寄せていただきました。
のでそちらも是非お楽しみください!

上にも描いてありますが1日目のA37abの2スペースで頒布です!
今回仕様的に再販は難しいと思うのでそこのところはよろしくお願い致します。

委託はメロンブックスやとらのあな等でする予定です。
そちらも後ほどお知らせします。


あとは会場限定で阿武隈改二記念的な折本を作るかもしれません…。
阿武隈改二…おめでとう本当に…もう来ないかと思ってた…ありがとうありがとう…。

「その透明な嵐に混じらず、見つけ出すんだ。」

このタイトルにもしているキャッチコピーが美しくて大好きです。


ユリ熊嵐 最終回感想
当然のごとくネタバレしているので注意です。


とても誠実な物語だったな、というのが最終的な感想でした。
1クールなので、物語のムダのない筋もそうですが、結末の描写としては現実的でかつ優しい終わり方をしたなと。

透明な嵐も断絶の壁もあの世界では無くなっていません。
紅羽がクマリア様を呼んだ時、壁は変化し友達の扉になりましたが開く事はありませんでした。
透明な嵐最強の代表、大木蝶子。
目の前でクマに変化したユリ(あえてここではヒトと書きませんが後述)、紅羽を見て叫びます。
同じユリであったはずの紅羽がクマになってしまう。もしかしたら自分にも周りにも起きるかもしれない出来事を見てしまう。
激しく動揺しながらも、排除をしないと透明を維持出来ない。
そして思考を停止して撃ってしまいます。

「迷うな、考えるな、撃てーッ!」

ヒトはここで断絶の壁を革命する機会を失いました。


はっきりいって現実で断絶の壁(様々な倫理の壁。これはヒトによって違うし、断絶は深まるばかりなので永遠に工事中なのだろう。)を無くすのは難しいなと感じます。
透明な嵐も同様です。無くそうと思って無くせるものではない。
だからそこを敢えて壁を取っ払うというカタルシスに行くことはせず、こういった描写にするのは誠実だなと。
ファンタジーなのだから、フィクションなのだからその中では救われてもいいじゃないか!という意見もあるかもしれない、だけれどそんなことをしても現実にある壁はなくならないわけで。
しかしユリ熊嵐にはちゃんと希望が残っていました。

亜依撃子とメカこのみです。
この二人は殺熊光線銃を操っていたために透明な嵐の集団と少し離れた位置にいて、撃子は紅羽と銀子が新たな世界に旅立つ瞬間を見てしまいます。
その少し前から、この二人には変化が始まっていたように思いますがとにかくこの二人は変革の芽なんですよね。
熊のこのみに芽がついてるのはきっと偶然ではないでしょう。
亜依撃子(あいうちこ)という名前も、最初見た時は「相打ち子」という意味だと思ったのですが「愛撃ち子」だったんだなと。
まさにLOVE BULLET
この二人の出会いはまさに銀子と紅羽の再現であり、そして新しく紡がれていく話。
銀子、るる、紅羽たちは選択を迫られたら答えることが出来る子たちです。
これって実はそんなに簡単なことじゃないと思っていて、その選択を放棄したのが透明な嵐の子たちで。
透明を選び続ける彼女たちはそもそも「誰かに見つけてもらう」という事自体の価値がわからない。
「誰かに見つけてもらう」ことがとても嬉しいことだということは輪るピングドラムの高倉陽毬も語っています。
(そういえば陽毬の声も銀子役の荒川美穂さんですね。)

そんな透明だったはずの撃子とこのみが出会い、愛おしげに抱きしめる姿。
銀子と紅羽はこんな世界から旅立ってしまいましたが、それを見た者に確実に愛を伝えた。
愛の連鎖です。
世界は依然として壁があり嵐が吹いて変わらないけれど、透明だったはずの意識に変革の芽生え。

「見つけたよ」


これがユリ熊嵐における希望。
こういった二人が増えていけばいいなというメッセージを感じました。
透明な嵐は、いじめ撲滅とかでいじめが撲滅しないようになくならないです。
もし無くすとしたら自然消滅しか道はないのかもしれない。
撃子とこのみも銀子と紅羽並に危険な目にあうだろうことは予想はできます。
だけれどまた繰り返すとしてもまた誰かの中に愛の弾丸を撃ちこむことが出来るかも、いや出来ます。

もう少し個人的な希望について書いてしまうと、このアニメを見た時に、
こんなに世界は生きづらいし、問題は横たわり続けているけど例えば「スキを諦めない」でいることでヒトとして生きていくことが出来るんだよという一例を見せてもらったというか。
ヒトとして生きることを肯定してもらうのにこれさえしておけばヒト足り得るという。
だからフィクションだからといってカタルシスによった展開ではなく、誠実に優しく描いた作品だなと思いました。


先に希望について書いておいてあれなのですが、紅羽と銀子について。
熊になってしまった紅羽に関して微妙に難色を示す意見もちらほらみるので個人的見解を書きたいと思います。

まず後述するといっていたユリについて。
このアニメでは人物が出てくる時毎度名前紹介下にヒトの形をしたものはユリと書かれています。
つまりこの世界ではヒトというかユリなんですよね。
だから「ユリ、承認」なのだろうし。ユリの姿になったクマたちの名前に「百合(ユリ)」とついている。
ではクマはなんなのかというと、ユリ以外の何か、自分と違うと認識した異物に対する名称全般がクマというか。
ユリとクマについてはかなり抽象化した二集団としての意味ぐらいで考えたほうがいいかなと。
見た目はともかくとして己の考えを喋ってコミュニケーションが取れるならヒトと考えます。
つまりユリもクマもヒトですね。
ユリ(ヒト)とクマ(ヒト)の物語。

ここまで書いてユリとクマは結局どちらも本質的にはヒトなのだとしたら紅羽がクマになったというのも種族を変化させた~とか人間を捨てた~とかで見るのではなく
「相手のために自分の意見を相手に寄せる」のような解釈でもいいんじゃないかなと思います。
アニメなので派手に絵の変化が起きるけど実際にはそのぐらいの話なんではないかと。
自分を通すだけじゃなくて相手の為に自分を変化させる、これが大事なのだと。
ダメ押しでるるのエピローグではずっとキスをねだっていたみるんが「約束のキス、ボクからすればよかったんだ」と言ってます。
相手のために自分を変えること。
イクニ作品ではこれを自己犠牲的な姿でもっても描かれます。
100万本の剣を代わりに受けたり、蠍の炎に焼かれたり。
でもそんな死を覚悟するような自己犠牲ではなくとも、自分が相手のために変わろうとすることだけでそれと同じような事が出来るんだよ、出来るかもしれないんだよ。
ユリ熊嵐を見てそんな風なことを思いました。


最終回に関してはこれでおしまいにしたいと思います。
各キャラクターに関しても書きたい所なんですがまた別の機会に書けたらと思います。





C87

お久しぶりです。
いよいよコミケ直前になりました。
今回新刊今年の総決算的な感じで気合がはいっております。

2日目A-01a「カゲ路」にて


新刊「少女の匣は夢を建つ」
36p/500円


委託

新刊には会場限定の先着でこちらのおまけ折本が付きます。

数は用意したつもりなのでそんなにすぐにはなくならないとは思いますが、新刊の数よりは少ないのでそのつもりでよろしくお願いします。

他既刊も多数置いてます。
今回珍しくおしながきを作ったのでそちらでご確認お願いします。



次に寄稿したものを。

『鈴谷&熊野合同アンソロジー Pure』
全112p/1,500円 ※ケース付き
12月29日 M-11b「ショコラミント×珈琲バニラ」

こちら表紙の熊野と塗り、前後編の漫画を合わせて21p描かせていただきました。
実は新刊の最上型本の内容と少しリンクというか、読んでみての差異なんかを感じていただくと面白いかもしれない仕様になってます。

ニジフク ex.2 艦これファッションスナップ
「艦娘心と冬の服 ~乙女の私服しばしとどめむ~」
A4 48p/1,000円
12月29日 C-46a「unrealyouth」

こちら鈴谷と熊野を描かせていただきました。
特集記事の仕方等面白い本だなあと思います。

今回参加したのは以上です、
どちらもよろしくお願いします。

今回、2日目が雪の予報があり大変厳しい環境になるかもしれませんが、皆さんお風邪等ひかれませんよう。
当日元気にお会いしましょう。
よろしくお願いします!



拍手返信
>さわしみだいほんさん
そちらもお風邪等ひかれませんように。お大事に。

陽炎型オンリーお疲れ様でした。


今回の本につけていた会場での限定ペーパーをネットプリントで印刷できるようにしています。
10月20日まで有効です。
内容はあとがきめいた内容になっているので煌き燃ゆる最果てのを読んでから読むことをオススメいたします。
よろしくお願いします!